2025年4月27日、米テキサス州ウッドランズのカールトンウッズ・クラブで行われた女子ゴルフのメジャー第1戦「シェブロン選手権」で、日本の西郷真央(23歳)がメジャー初制覇を果たしました。
5人によるプレーオフを制してつかんだ栄冠は、彼女にとって米ツアー初優勝の勲章でもありました。
しかし、この快挙の裏には、着実に積み重ねてきた『持ち球の修正』という大きなチャレンジがあったのです。
フェードからドローへ──決断の背景


※2022年シーズンの西郷真央選手のスイング
右肩が下がり、スタンス幅の狭いアドレスから、右足に体重を乗せながら体を捻転し、右肩の下がった状態を保ったままクラブを振り下ろしていた。
フェードを持ち球にしていた当時は、インパクト後もリストターンを大きく使わず、そのままクラブを振り抜くスイングが特徴。
西郷真央選手がフェードからドローへの持ち球変更を決断した背景には、首の痛みが大きく影響していました。
2023年シーズン中、寝違えによる首の不調が続いたことから、首への負担を軽減するスイングを模索し、ジュニア時代の持ち球であったドローに戻すことを選択。
この持ち球変更に伴い、西郷選手はアドレス時に左肩を下げる動作を取り入れ、スイング軸が右に傾かないよう心がけました。
これにより、スイング軌道が安定し、ボールを打ち出したい方向へ正確に放つことができるように。

また、ドローボールを打つ際には、インパクト前からフォロースルーにかけてリストターンを行い、クラブフェースでボールをしっかりとつかまえる動きを意識しています。
このスイングの見直しにより、西郷選手は飛距離を大幅に伸ばし、2024年の米ツアーでは平均飛距離261.26ヤードを記録。
これは2023年の国内ツアーでの平均飛距離245.81ヤードと比べて15ヤード以上の飛距離アップとなり、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得への大きな足がかりとなりました。
球筋修正に取り組んだ具体的なプロセス
持ち球を変えるというのは、プロゴルファーにとって一大決心です。
スイング軌道やアドレス、リリースポイントまで、体に染みついた動作を一から見直す必要があります。
西郷真央は、ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーで培った基本に立ち返り、徹底的にスイング改造に取り組みました。
- アドレス調整:以前よりも左肩をやや低く構え、体の傾きを強調。
- トップ位置の修正:クラブをややインサイドに引き、ドローボールを打ちやすいトップに変更。
- スイングプレーンの見直し:クラブをインサイドアウトに振り抜く軌道を体に覚えさせる反復練習。
- インパクトイメージの刷新:ターゲットの右を意識して打ち出し、そこからボールが戻ってくる感覚を身につける。
練習では、弾道計測機やスイング解析機を活用し、数値で自分の変化を客観的にチェックしていきました。
データと感覚をすり合わせながら、徐々に安定したドローボールを習得していったのです。
メジャー初制覇をつかんだシェブロン選手権

持ち球修正の成果は、シェブロン選手権の戦いぶりに見事に表れました。
最終ラウンド、首位タイでスタートした西郷は、強風が吹き荒れる難コンディションの中でも安定したショットを連発。
特にロングホールでのティーショットでは、持ち球をドローに変えたことが奏功し、キャリーとランを活かしたビッグドライブでライバルに差をつけました。
通算7アンダーで並んだ5人によるプレーオフでも、落ち着いたプレーを展開。
最後は見事にバーディパットを沈め、悲願のメジャータイトルを手にしました。
これで日本女子選手のメジャー制覇は、西郷真央が5人目。 (樋口久子、渋野日向子、笹生優花、古江彩佳に続く快挙です。)
西郷真央に学ぶ!中・上級ゴルファーへのヒント

西郷真央のスイング改造に見られるように、自分に合ったスイングを模索し続ける姿勢こそが、ゴルフ上達の鍵です。特に中・上級ゴルファーは、現状のスイングや持ち球に慣れすぎるあまり、知らず知らず停滞してしまうことがあります。
ゴルフは「現状維持」がもっとも危険なスポーツ。
スイングを客観視し、必要であれば勇気を持って見直す。そのためには、正確なスイングデータを得られる練習環境や、プロの目線からアドバイスを受けることが重要です。
最近では、弾道計測機「Trackman4」や高精度スイング解析機「ARTRAY」を完備したパーソナルゴルフ力診断ができる
【HYPERION(ヒューペリオン)】など、ハイレベルな練習環境が手軽に利用できる施設も増えています。忙しいゴルファーに最適です。
また、短期間で確実に結果を求めるなら、プライベートレッスン マンツーマンゴルフレッスン東京でプロ指導を受けるのも有効な選択肢です。ラウンドレッスンで楽しみながら上達も狙えます。
西郷真央選手のチャレンジに刺激を受け、自らのゴルフにも新たな目標や変化を取り入れてみませんか?
西郷真央のスイング修正がもたらしたメジャー初制覇
西郷真央選手のメジャー初制覇は、持ち球修正というチャレンジを成功させた努力の結晶でした。
彼女のように、現状に満足せず、常に成長を目指す姿勢は、すべてのゴルファーにとって大きな刺激となるはずです。
あなたも、西郷真央選手に続いて、自分自身のゴルフを一段引き上げてみませんか?
今こそ、自分のゴルフに本気で向き合うタイミングです。




コメント