2025年6月20日に公開された映画『ルノワール』。
鈴木唯さん演じる主人公・フキが描く、どこか懐かしくて温かい夏の物語に、胸を打たれた方も多いのではないでしょうか。
本作の魅力は、その丁寧に描かれた人間ドラマだけでなく、まるで一枚の絵画のような美しい風景にもあります。
どこか懐かしい川沿いの風景や、静かな街並み、そして広がる海岸線……。
そんな印象的なロケーションに、「実際に行ってみたい!」と思った方もきっと多いはずです。
この記事では、映画『ルノワール』に登場するロケ地や撮影場所を厳選してご紹介します。
作品の世界観に浸れるスポットを、シーンごとの解説付きでまとめていますので、ロケ地巡りの参考にぜひご活用ください。
長良川河畔(岐阜市)

映画で何度も登場する長良川の景色は海外でも高く評価されるほど美しく、主人公フキの日常に静かな情感を添えます。
川沿いの遊歩道や河原町付近の風景が登場。
穏やかな川面と自然光が、フキが父と過ごす静かな夏の情景を彩ります。
郊外の夏休みを過ごすシーンで、川沿いの遊歩道や桜並木と背景に撮影されており、映画の世界観を決定づける重要なロケーションです。
実際に現地では清流・長良川を望みながら散策できます。
アクセス
- R岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バスを利用し、「長良橋南・川原町」停留所で下車すぐ。
- 徒歩でもJR岐阜駅北口から約20分です。
忠節橋(ちゅうせつばし・岐阜市)

映画の中盤、フキが自転車で走るシーンなどで登場する雄大なアーチ橋です。
金華山を背にした長良川に架かる忠節橋は昭和の雰囲気を醸し、郷愁を誘うシーンの演出に一役買っています。
橋のたもとでフキが何かを見つめる場面は、多くのファンに印象深く残っています。

忠節橋のアーチを背景にしたカットで登場。
フキが橋のたもとでたたずむシーンなど、懐かしい昭和の橋景色が映えています。
アクセス
- JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バス(岐大線)で「忠節橋」または「忠節」停留所下車。
- タクシーなら岐阜駅から約10分です。
柳ケ瀬商店街(岐阜市)

岐阜市中心部の老舗商店街「柳ケ瀬」は、映画でフキが気功道場に通うシーンなどに使われました。
かつての賑わいが感じられるアーケード街で、昔ながらの商店が立ち並ぶノスタルジックな通りです。
観光名所としても知られ、ロケ地巡りの合間に散策すると当時の風情を感じられます。
アクセス
- JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から徒歩約15分または名鉄バスで「柳ケ瀬」停留所下車。
- 駅前から岐阜バス(市内ループ線)で約5分です。
笠松競馬場(岐阜県笠松町)

昭和レトロな場面を彩る笠松競馬場では、大勢のエキストラが集まったシーンが撮影されました。
客席に詰め掛けた人々や馬券売り場の情景など、昭和の競馬場の雰囲気そのままのロケーション。
観客席で静かにレースを見つめるフキたちの姿が印象的です。

アクセス
- 名鉄名古屋本線「笠松駅」から徒歩約3分。
- 電車が見えるコース脇での撮影もあり、休日に競馬開催日に合わせて訪れるのがおすすめです。
九十九里浜(くじゅうくりはま・千葉県)
千葉県九十九里浜では、2024年8月下旬に波打ち際を歩くシーンが撮影されました(エキストラ募集情報より)。
アクセス
- JR外房線・東金線「本納駅」またはJR総武本線「東金駅」からバスでアクセス可能。
- 海水浴シーズンは公営駐車場も利用できます。
- 徒歩圏ではありませんが、車で訪れれば映画さながらの海風を満喫できます。
千葉県農業会館(千葉市)

フキの母・詩子(石田ひかり)が勤務する会社の外観として登場しました。
映画内ではオフィスビル外観として数カット使用され、昭和のオフィス街の雰囲気を感じられます。
アクセス
- JR総武線・成田線「新千葉駅」から徒歩約5分、JR京葉線・外房線「千葉駅」からも徒歩7分。
- バスならJR千葉駅西口から徒歩すぐです。
映画『ルノワール』ロケ地まとめ
- 長良川河畔(岐阜県岐阜市)
 → フキと父の日常を描く印象的な川沿いシーン
- 忠節橋(岐阜市)
 → フキがたたずむ象徴的な橋のカットに登場
- 柳ケ瀬商店街(岐阜市)
 → フキが気功に通うレトロな商店街の風景
- 笠松競馬場(岐阜県笠松町)
 → 昭和感漂う競馬場の家族シーン
- 九十九里浜(千葉県)
 → 波打ち際を歩くシーン。
- 千葉県農業会館(千葉市)
 → フキの母・詩子が勤める会社の外観
 



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