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【EWC APEX 2025】新生Fnaticが世界大会優勝候補へ

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7月10〜11日に行われた Esports World Cup 2025(EWC)Apex Legends部門のグループステージで、Fnatic は10試合中2度のチャンピオンを奪い総合4位(80ポイント)に入り、決勝へ直通で進出しました

今年3月のロスター刷新で若手の Kernel garcia選手 と Lible_Ace 選手を迎えて以降、YukaF 選手を軸に育成に徹底してきた成果が、世界最高峰の舞台で早くも形になった格好です。

 この記事では、新生Fnaticが優勝候補になる理由を多角的に整理し、「新生 Fnatic がなぜ“世界大会優勝候補”になるまで成長したのか」を紐解いていきます。

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新生 Fnatic とは

2025年3月、Fnatic は長年在籍した Lykq/Meltstera 両選手と袂を分かち、新たに Kernel garcia選手と Lible_Ace選手を迎えました。

チームキャプテンの YukaF選手 が残留し、平均 20 歳という若い布陣が完成。

札幌大会を区切りとして、アジア最強だったYear4黄金時代が終わり、新時代の幕開けとなり、色んな意味で注目を集めているチームです。

結成当初、「可能性の塊」「バグったら世界とれるかも」と動画内で話していたYukaF選手。

Year4最強チームを解散したことで引退も考えていたYukaF選手を引き留めた若い力が、どこまで世界へ通用するのか注目されていました。

就任した大和周平コーチの下、新たな最強チームを構築していくことになったのです。

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ALGS OPENで味わった世界強豪との差

新体制の初の世界大会は 160 チームが参加した ALGS OPEN。

Fnatic はマッチポイントファイナル進出を逃し、最終 26 位に終わりました。

結果こそ悔しいものでしたが、国際大会特有の長時間スケジュールとLAN環境への対応という課題を明確化できた点で大きな糧に。

バズゴリ
バズゴリ

大会観戦でGW寝不足になった思い出。

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APAC North Pro League Split 1(4–6 月)でつかんだ手応え

2025年4月~6月に行われた ALGS Year 5 Split 1 APAC North で、Fnaticは 総合6位・98ポイント という成績でレギュラーシーズンを終え、ミッドシーズン・プレイオフ(=EWC世界大会)出場権を確保しました。

波の大きさが物語る“試行錯誤”

Week  3 (20位)

ロールのテスト真っただ中だったFnaticは、キルも順位点も奪えず最下位(20位)で終了しました。(※スクリムでフラッガーをエース選手にするなど色々試していた時期)

世界大会を見据えて若手2人(Kernel garcia/Lible_Ace)に高難度の役割を課した結果、細かな連携がかみ合わず、終盤ファイトへ持ち込めないまま全6試合を終える苦い一日となりました。

Week  4 前半(1位)

崖っぷちで迎えたWeek 6は、一転して首位と大暴れ。

YukaF選手がフラッガーとして前線を張り、開幕から2桁キルで勢いをつかむと、若手2人も射線管理とカバー速度で応え、終盤まで3人生存するゲームを量産しました。

ここで稼いだ大量ポイントが効いて総合6位(98ポイント)でEWC出場枠を確保しています。

YukaF IGLの進化

Fnaticのリーダー・YukaF選手は、これまでの「フラッガー」という印象に加え、Year5ではインゲームリーダー(IGL)としての進化が際立ちました。

特に注目されたのは、中入りムーブと安置読みの習熟です。

Year5のAPAC North Split 1では、中入りを選ぶチームが苦戦する傾向にあり、安置読みやリポジションの精度が問われる試合展開が続いていました。

その中でFnaticは、YukaF選手の指揮のもと、状況に応じて中入りと外入りを使い分ける柔軟さを身につけていきます。

ビーコンによるリング読みから早期に強ポジションを確保し、被弾を抑えて終盤まで人数を残す動きが徐々に安定。

リージョンファイナルでは、YukaF選手の安置読みが的中し、順位ポイントを稼ぎながら上位に入り、世界大会(EWC)への切符を獲得しました。

中入りの構築は、単なる移動ルートの改善ではなく、YukaF選手の判断力・情報整理・味方との連携の質そのものがレベルアップした証拠でもあります。

IGLとしての彼の進化が、新生Fnaticを「世界で戦えるチーム」へと引き上げていったのです。

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EWC グループステージでの快進撃

7月10日〜11日に行われた Esports World Cup 2025(EWC)Apex Legends部門のグループステージで、Fnatic は10試合中2回のチャンピオンを獲得、総合4位(80ポイント)で決勝直通を決める快進撃を見せました

解説陣からは「FnaticはStorm Pointでの試合が厳しくなりそう」との予想もありましたが、蓋を開けてみればそのStorm Pointで2度のチャンピオンを奪う快挙

世界大会という特異な環境に即座に適応し、ポジション取り、ファイト判断、終盤処理のすべてが噛み合っていたことが分かります。

とくに目を見張ったのは若手二人の成長ぶりです。

Lible_Ace選手は、前線で暴れまわる「Beast」へと進化。ピースキーパーで次々と敵を仕留めていくその姿は、まるでフラッガー・YukaF選手を彷彿とさせるもので、試合後には本人から「お前強よっ!?」と声をかけられる場面も。

一方のKernel garcia選手も、ワトソンやヒューズ、ミラージュといった複数レジェンドを自在に操る“フレキシブル”として、ユーティリティ面でチームの土台を支えました。彼のコール面の成長に驚いたファンも多いことでしょう。

そして何より、若手二人の成長によってYukaF選手が長らく構想してきた「クリプトIGL」の形が、ついに世界の舞台で完成したことが今回のグループステージ最大の成果です。

ドローンによる索敵と同時展開のタイミング、早期ポジ確保からの維持力、チャンピオンポジファイト、そして冷静な終盤判断、そのすべてが機能し、世界相手にも“チャンピオンを取れるチーム”として存在感を放ちました。

グループステージでチャンピオンを取れるということは、決勝のマッチポイント制でも勝ち切れるポテンシャルがあるということ。

何度も世界大会決勝を経験してきた YukaF 選手にとって、これは「世界を取るために準備してきた構想が、ついに現実となった」瞬間だったのかもしれません。

決勝ラウンドでも、この完成されたチームのかたちが、悲願の世界制覇へとつながることを多くのファンが期待しています。

バズゴリ
バズゴリ

クリプトがBANされなければ、グループ予選のように決勝でもFnaticが暴れる可能性が高いです。もし、BANされたとしてもYukaF選手のフラッガーという手札も残っているのが今のFnaticの強み。

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優勝を期待できる三つの理由

これまでの内容を踏まえ、新生Fnaticが優勝候補になる理由を以下にまとめます。

ロール変更によるチーム完成度の向上

YukaF選手が「クリプトIGL」に、Lible_Ace選手がフラッガー役へ、Kernel garcia選手がフレキシブルなサポートへと明確な役割分担を実現しました。

この新たな形は当初こそ試行錯誤が続きましたが、ALGS Split1の終盤、そしてEWCグループステージでついに完成形に。

「YukaFの構想してきた理想のFnatic」が現実となり、世界大会でも結果を出せるレベルに達したことが大きな強みです。

若手2人の急成長と爆発力

Lible_Ace選手はEWCグループステージでのピースキーパーによる前線の制圧力で“Beast”と称されるまでに成長。Kernel garcia選手も複数のレジェンドを使いこなし、チームの屋台骨を支えています。

彼らの成長により、YukaF選手がフラッガーとしてもIGLとしても柔軟に動けるようになり、チーム全体の戦術幅と火力が格段に向上

グループステージで2度のチャンピオンを獲得した実績は、決勝でもマッチポイントから勝ち切れる力があることを証明しています。

世界大会の舞台に適応済み

ALGS OPENでの敗退(26位)を経て、Fnaticは世界大会環境の対処法を明確にし、EWCでそれを実行に移しました。

Storm Pointでの2チャンピオン獲得や、YukaF選手の柔軟なIGLは、まさに世界大会仕様の準備が実を結んだ証。

世界を知るYukaF選手の経験と、若手の適応力が融合した現在のFnaticは、結成当初に話していた「バグったら世界とれるかも」の状態に近づいていることは間違いありません。

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