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『あんぱん』の阿部サダヲがジャムおじさんにしか見えない理由

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 NHKの連続テレビ小説『あんぱん』が放送を開始し、第一週が終わりました。丁寧に描かれた登場人物たちの姿や、昭和の情景が視聴者の心を掴んでいますが、実はドラマの内容とは別に、ある話題が密かに注目を集めています。

 それは、ドラマに登場する人物たちが、国民的キャラクター「アンパンマン」に登場するキャラクターのモデルになっているのではないか、というものです。

 SNSやネット上でも、「この人物は◯◯に似ている」「あのやり取りがアンパンマンの世界観に通じる」といった声が見られ、関心が高まっています。

 本記事では、NHKドラマ『あんぱん』に登場する人物たちと、『アンパンマン』のキャラクターとの関係性に注目し、モデルとなった可能性や共通する要素について考察していきます。ドラマと絵本、それぞれの世界を繋ぐ興味深い視点をお届けしますので、ぜひ最後までチェックしてください。

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キャラクター誕生の源泉は“出会い”にあり

 アンパンマンの作者・やなせたかしさんは、生前、自身の経験や人生の中で出会った人々からインスピレーションを得て、多くのキャラクターを生み出してきたと語っています。その背景には、戦争や貧困といった厳しい時代を生き抜いた体験や、日々の中で触れた人々の優しさや強さがありました。

 現在放送中の連続テレビ小説『あんぱん』は、やなせさんとその妻・小松暢さんをモデルにしたフィクション作品ですが、彼らが人生の中で出会った多くの人々も丁寧に描かれています。そのため、ドラマに登場する人物たちが、後にアンパンマンに登場するキャラクターたちのモデルとなった可能性は十分に考えられるはずです。

 人間味あふれる登場人物たちの言動や生き方に注目することで、アンパンマンの世界がどのように形づくられていったのか、その一端が見えてくるかもしれません。

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ジャムおじさん

出典:NHK公式HP

 ドラマ『あんぱん』に登場する屋村草吉(ヤムおじさん)は、どこからともなく高知にふらりと現れた謎の男性です。口は悪くお金にはシビアながらも、パン作りの腕は確かで、ヒロイン・朝田のぶや柳井嵩の人生に深く関わっていく重要な人物として描かれています。

 演じる人気俳優・阿部サダヲさんの風貌や雰囲気が、アニメ『それいけ!アンパンマン』に登場するジャムおじさんにそっくりだと、ネット上でも話題を呼んでいます。

 阿部さんはNHK『あさイチ』のプレミアムトークに生出演した際、「今日はあんぱんの日ということで、よろしくお願いします」と挨拶し、和やかな空気の中で草吉について振り返りました。番組内でも「ヤムおいちゃんからジャムおじさんへ…もう否定はできない」と語られ、共演者たちも笑顔で同意するなど、視聴者の間で“草吉=ジャムおじさん”説はさらに広まりを見せています。

ヤムおじさん=ジャムおじさん?――パン職人・草吉に重なるキャラクター像

めちゃゴリ
めちゃゴリ

この格好は…。
どう見ても、ジャムおじさんに寄せて来てるわね

 この日の放送では、物語の象徴的な存在である「あんぱん」が初登場し、それを焼いたのがまさに草吉でした。彼のパン作りの姿勢や人との関わり方には、ジャムおじさんの持つ「愛情」と「技術」、そして「人を助ける力」といった要素が重なります。

『あんぱん』は、やなせたかしさんとその妻・小松暢さんの半生をもとに描かれた物語です。草吉というキャラクターに、やなせ作品に登場するジャムおじさんの原型が投影されていると考えるのは、ごく自然なことかもしれません。

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バタコさん

出典:NHK公式HP

 ドラマ『あんぱん』に登場する朝田羽多子(あさだ はたこ)は、江口のりこさんが演じるヒロイン・朝田のぶの母親です。その名前が「バタコさん」と非常に似ていることから、ネット上では「バタコさんのモデルではないか?」と話題になっています。

 まず、名前の類似性について考えてみましょう。「羽多子(はたこ)」と「バタコ」は発音が非常に近く、「ハ(Ha)」と「バ(Ba)」は音の変化としてもよく見られます。このことから、制作陣が意図的に似せた可能性や、バタコさんのモデルとなった人物の名前をもじった可能性が十分に考えられます。視聴者に「もしかして?」と思わせる遊び心が含まれているのかもしれません。

 次に、キャラクターの役割について見ていきます。

 バタコさんは、『それいけ!アンパンマン』の世界において、パン工場でジャムおじさんと共にパンを作り、アンパンマンの顔が汚れたり欠けたりしたときには修繕を担当するサポート役のキャラクターです。しっかり者で、優しさと包容力を持ち、アンパンマンたちの活動を支えています。

 一方、朝田羽多子は、『あんぱん』の中でヒロイン・のぶの母親として登場します。主人公・柳井嵩(やなせたかしさんがモデル)にとっては義母という立場になりますが、家族として重要な存在であり、嵩やのぶを支える役割を担っていくと考えられます。江口のりこさんが演じることから、気が強く口うるさい一面を持ちつつも、実は家族を深く愛している母親像が想像されます。これは、バタコさんの「しっかり者でサポート役」という性格と重なる部分があるのではないでしょうか。

 さらに、バタコさんといえば裁縫が得意で、アンパンマンのマントの修繕などを担当しています。ドラマの中で、羽多子が手先が器用であったり、何かを作る仕事をしていたりする描写があれば、バタコさんとの共通点はより明確になるでしょう。もし彼女が家庭的なスキルを持ち、生活面での支え手として描かれるのであれば、そのイメージはさらに強まります。

 結論として、公式の発表がないため断定はできませんが、以下の点から羽多子がバタコさんのモデルである可能性は高いと考えられます。

  • 名前の強い類似性
  • 主人公夫妻(=アンパンマンの生みの親とその妻)に近い立場の家族であり、サポート役になりうる存在であること
  • キャラクター像や役割の共通点

 ドラマが進むにつれ、羽多子の性格や行動がより明らかになっていきます。その中で、バタコさんを彷彿とさせるような要素が出てくるかどうか、注目してみると面白いかもしれませんね。

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ドキンちゃん

出典:NHK公式HP
出典:NHK公式HP

 ドラマ『あんぱん』のヒロイン・朝田のぶ(演:今田美桜/幼少期:永瀬ゆずな)は、明るくパワフルで、周囲を巻き込むようなエネルギーにあふれたキャラクターとして描かれています。その姿は、『それいけ!アンパンマン』に登場する人気キャラクター・ドキンちゃんと重なる部分が多く、脚本家の中園ミホさんも、のぶがドキンちゃんのモデルの一人であることを示唆しています。

朝田のぶ=ドキンちゃん?――天真爛漫な魅力と行動力に見る共通点

 まず注目したいのが、「天真爛漫さ」と「人を惹きつける魅力」です。ドキンちゃんは一見わがままで自由奔放ですが、その裏には誰からも憎まれないチャーミングな魅力があり、視聴者を惹きつけてやみません。同様に、朝田のぶも「パワフル」「チャーミング」「大胆」と評される人物で、周囲の人々に明るさや元気を与える存在です。この天真爛漫で飾らない魅力が、ドキンちゃんと共通する大きな特徴と言えるでしょう。

 次に挙げられるのは、「自分の欲求への素直さ」と「行動力」です。ドキンちゃんは「好き」「欲しい」と思ったことに対して、ためらいなく行動するタイプで、その率直さが魅力の一つです。朝田のぶもまた、自分の気持ちに正直で、「こうしたい」と思ったことにまっすぐ突き進む強さとエネルギーを持っています。そうした素直さと行動力は、まさにドキンちゃんのキャラクター性と通じる部分であり、のぶがドキンちゃんのモデルとして設定された背景がうかがえます。

 さらに注目すべきは、「夫を振り回すほどの影響力」です。ドキンちゃんはバイキンマンを振り回しながらも、彼にとって欠かせない存在であることはよく知られています。朝田のぶも、実在のモデルであるやなせたかしさんが「彼女が人生のリーダーだった」と語るように、夫・柳井嵩(やなせさんがモデル)を叱咤激励しながら人生を大きく導いた人物です。この“相手を動かす力”や“無視できない存在感”は、まさにドキンちゃんの持つ影響力と重なります。

 また、ドキンちゃんに込められた「小悪魔的な魅力」も見逃せません。単なるわがままではなく、時には大胆で奔放、甘え上手で掴みどころのない、多面的な魅力を持っているのがドキンちゃんの真の魅力です。朝田のぶにも、そのような女性像が投影されており、「献身的な妻」像だけでは語れない、エネルギッシュで自由な一面が描かれていくことでしょう。

 結論として、朝田のぶがドキンちゃんのモデルとなっている可能性は極めて高いと考えられます。名前に直接的なつながりはないものの、以下のような要素から共通点は明確です。

  • 天真爛漫でチャーミングな性格
  • 自分の気持ちに素直で、行動力がある
  • 夫に対して強い影響力を持つ存在であること
  • 小悪魔的な多面性を持つ女性像

 ドラマ『あんぱん』が進行していく中で、朝田のぶの行動や言葉に、ドキンちゃんの面影を感じる場面が増えていくことでしょう。のぶの中に息づく“ドキンちゃん的エネルギー”に注目しながら視聴することで、物語の背景にある創作の源流をより深く味わえるのではないでしょうか。

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考察まとめ

 連続テレビ小説『あんぱん』は、やなせたかしさんとその妻・小松暢さんの半生を描いた作品として、多くの注目を集めています。しかし、物語が進むにつれ、登場人物の中に『それいけ!アンパンマン』のキャラクターたちとの共通点が見受けられるという点も、視聴者の間で話題となっています。

 たとえば、阿部サダヲさん演じる屋村草吉は、その見た目やパン職人としての役割から「ジャムおじさん」のモデルとも言われ、江口のりこさん演じる羽多子は、その名前やしっかり者な性格から「バタコさん」を彷彿とさせます。そして、ヒロイン・朝田のぶは、その明るくエネルギッシュな性格や人を惹きつける魅力から、「ドキンちゃん」との共通点が多く見出されています。

 これらのキャラクターが実在の人物から着想を得ている可能性は、やなせたかしさんの創作スタイルとも合致しており、ドラマの楽しみ方に新たな視点を与えてくれます。『あんぱん』は単なる伝記ドラマではなく、『アンパンマン』誕生の背景にある人間関係や感情の機微までを描き出すことで、私たちに“キャラクターの原点”を教えてくれる作品となっているのではないでしょうか。

バズゴリ
バズゴリ

視聴を通じて、登場人物の中に“アンパンマンワールド”のかけらを探す楽しみを、ぜひ味わってみてください。

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